光による種類と色の分類・要素など

光による種類

光源色

光そのものの色。
太陽や炎、蛍光灯、白熱灯、プリズムを通過したスペクトルカラーなど。

透過色

光が物体を通過することでみえる色。
スポットライトなどでセロファンを通すことで得られる色など。ステンドグラスなども同様。

反射色

光が物体にあたり反射された結果見える色。
身の回りにあるほとんどの物体。すべての光を反射する物体は白に見え、光を反射しない物体は黒に見える。光源色によって影響を受ける。太陽光の下だと鮮やかに見えていたものが、蛍光灯の下だと黄みを帯びて見えるなど。

分類・要素など

一般的に「マンセル表色系」が用いられる。マンセル表色系は「色相」「彩度」「明度」の要素に分けて表す。

色相

赤や青や黄色などの色み。
色相は赤からオレンジ、オレンジから黄色などと連続して知覚され環状になる。それを色相環という。マンセルの色相環では赤から黄、緑、青、紫と進み、また赤に戻る5色と、それぞれの間にある中間色の5色を加えた10色が基本的な形とされている。

彩度

色の鮮やかさ、色みの強さのこと。低くなるほどグレーに近づく。
太陽光をプリズムに通したスペクトルカラーが最も彩度が高い状態で、純色という。黒や白、灰色など色相、彩度のない色を無彩色という。

明度

色の明るさのこと。高くなるほど白に近づく。
さまざまな色相同士の明度を合わせるには、モノクロに変換して、グレーの色合いを合わせる。

混ぜ合わせ

RGB

透過色は加色混合という方法で混ぜ合わせる。
赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の 3 色の光を混ぜ合わせ、すべて混ぜ合わせると白になる。パソコンのディスプレイなどがこの方法で表示されている。

CMYK

反射色は減色混合という方法で混ぜ合わせる。
シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の 3 色に黒(K)のインキを混ぜ合わせる。シアン、マゼンタ、イエローを混ぜ合わせるとグレーになる。