読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術

社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術

社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術


やはり難しいのはいかに継続するのかだと思う。どうやってブログを書くに至らせるか、どうやって書くモチベーションを維持してもらうかだ。どういう風な内容を書いていいのか分からない。たとえ書いたとしても人にどんな風に読まれるのか分からない。恥ずかしい。批判されるかもしれない。正しいかどうか分からない。たとえ書き続けたとしても誰からも反応がない。もしかして独りよがりなのか。書く意味が見出せない。
本文では、成果を上げるための 12 のテクニックや、業種別にどういう風な場面で使うと効果的かやどういう風に導入するかのアイデアが紹介されている。上記のような状態を改善するヒントやきっかけになる。
社内ブログは知識の共有にはきっと有用なツールになりえるはずだ。メールと掲示板の中間のようなイメージである。メールではメーリングリストをつかっても固定メンバーにしか情報を送れない。掲示板は誰かが必ず見る事が前提のツールであり、気軽さに欠ける。オープンでかつ気軽というのがブログの特徴ではないか。気軽に自分の考えを言葉にして発信できる。見る側は簡単に RSS などを使って、情報を取得できる。自分の考えというのはつまり暗黙知である。暗黙知を表出させ共有することができる。
元来、暗黙知の表出と共有は「タバコ部屋」で行われてきた。しかし、昨今の世間の風潮によりタバコ部屋がもうけられなくなってきている。それをブログで代替できるのではないだろうか。ブログの気軽さとオープンさがタバコ部屋に相似している。しかも、ブログであればネットワークで繋がっていれば見ることができる。地理的に離れた場所同士の情報共有はタバコ部屋では不可能だが、ブログではそれが可能である。さらに、データとして蓄積することもできる。蓄積したデータは時間を越えて活用することができる。
社内ブログを成功させるために、書籍内では明確にはふれられていなかったが、「いかにコメントを書きやすくするか」が重要だと考える。ブログを書く人間は推進する側の人間でもいいし、ある意味でトップダウン的な方法でも構わないだろう。しかし、書くことのモチベーションの維持や書かれる内容の面白さは、コメントの有無により大きく変わる。誹謗中傷のコメントは社内ブログという性質上、無視をするとして、たとえ書いた内容の反対意見であっても、自分が書いたことにより、他の誰かに影響を及ぼしたという事実がモチベーションをあげる事になる。さらにより面白い内容にしようという意識も芽生える。ポジティブループが回るのだ。「コメントの書きやすさ」とは「周囲をいかに簡単に巻き込めるか」である。タバコ部屋では会話に入ってない人が隣にいても、突然、「どう思います?」と振ってしまえば巻き込むことができる(そもそも顔見知りである必要はあるが)。ブログにもそこまでの巻き込みやすさがあれば、大きなウネリを作り出せる。
暗黙知を個人の中にとどめておくことに何の意味も無い。そこからは何も生み出されない。暗黙知は表出させ共有することで、新しい何かを生み出す。新しい何かを生み出すためにブログというツールは大いに活躍してくれるはずだ。