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大阪じゃないナンバ

ナンバ走り (光文社新書)

ナンバ走り (光文社新書)


なんとなくこういうのには昔から興味がありまして。
基本動作は「捻らず」「うねらず」「踏ん張らず」だと言う。読んでみてもなかなかに難しい。そもそも自分の中に無い動きなので非常に理解しがたい。しかし、一点だけよく分かった動作があった。それは「膝を抜く」という動作。
学生のころバレーボールをしていたのだが、よくよく考えるとスパイクレシーブの時に「膝を抜く」という動作に近い状態になっていた(様な気がする)。相手がアタックを打った瞬間に体が動いていなければ、高速に飛んでくるボールを拾える訳がない。そんな一瞬の判断と行動の間に、地面を蹴るために踏ん張っている時間などない。膝を抜いて体を投げ出すように動かすのが最速であって、たしかにそんなふうに動いていた(様な気がする)。
そう考えると、ナンバの動きというのは体を最大限に活かそうとしたときに無意識の間に出てくるものでもあるのかと思われる。


ナンバの身体論 体が喜ぶ動きを探求する (光文社新書)

ナンバの身体論 体が喜ぶ動きを探求する (光文社新書)


上記のナンバ走り (光文社新書)からより詳しくナンバの動きを解説した本。写真や図も豊富に掲載されている。
ちなみに私はドラムの演奏を行っているのだが、この本書の中で挙げられている「ボックスを潰す」という動きに非常に近い(様な気がする)動きをしている。四方八方(それは言いすぎで前三方くらい)にあるシンバルやタイコを叩くために、腰を捻りながら体を回していたのではすぐに腰や肩を傷めてしまう。そうならないように骨盤や胸郭を横にスライドさせながら叩いているのだが、これは本書で述べられている「ボックスを潰す」という動きに非常に近い(様な気がする)。やはり、ナンバは体を最大限に活かそうとしたときに自然と出てくる動きであると思われる。
ちなみに、ドラムを叩くのには力がいるとよく思われているが実際にはほとんどいらない。というよりむしろ力を入れて叩くと音が濁ってしまうため、力を込めてはいけない。ではどうすればいいのか?どうすれば大きな音で奇麗な響きを得られるのか。それには、ただ単に腕を落とすだけである。振りかぶった腕を重力に逆らわず一気にストンと落とすだけ。これが意外と難しい。