ザ・ゴール2

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス


これまたやられた。まるで往復ビンタをくらわされた気分だ。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かで、平手うちされたほどの衝撃を受けて、返す手で裏拳を受けるとは思いもよらなかった。衝撃だ。

今回のお題は「思考プロセス」、考え方、考えの持っていき方について。小説形式であることの長所・短所の思うところは先に書いた「ザ・ゴール」と同じだ。しかし、今回は思考"プロセス"と言うことで、主人公の視点に立って、主人公の思考の流れを順序立てて終える小説形式が非常に読みやすかった。ただ残念ながら表記法が紹介されているのだが、実際の図として表記されている部分が少なく、しかも一つの図で数ページ分の文章になってしまうので、図自体の理解があまり深まらなかったのが残念。これは別途、表記法の解説本などで補おう。
しかし、これも本当に衝撃的な本だった。いま、自分の置かれている立場からかもしれないが、非常に食い入って読んでしまった。この思考プロセスはぜひものにしたい。