ファシリテーションは重要

昨日とある集まりで集まってみたのだが皆さん用事で遅れるらしく開始時間に集まったのは主催者と私の2人だけだった(ちなみに全部で4人)。遅れる2人も前もって遅れるとの連絡があったのだが、仕事の関係で遅れるらしく、予想時間よりも +30分くらい遅くなるだろうと思っていたのだがその通りだった。まぁ、そんな感じでなかなか人が来ないため、主催者のほうはだんだんいらだち始めたのか、「ホンマにくるんかいなぁ」とか「まじでかぁ??」とか言い始める。気持ちは分からなくもないんやけどね。一応私とも初対面なのでそこらへんもうちょっと言動には気を付けられないかな・・。
で、1時間半位した時に1人からお店に直接(お互いの連絡先をしらないため)電話があった。いま仕事が終わったんやけども今から向かっても大丈夫ですか?とのこと。きちんとした人だ。もちろん大丈夫なので来ていただいた。そんなこんなで段々時間がたっていたのだが主催者は家が若干遠いらしくもうそろそろリミットが近づいているらしい。さらに苛立ってきている。
その遅れると連絡してきていただいた人が到着する。かなり申し訳なさそうにされている。まぁ、遅れてしまったのだから当然といえば当然だが初対面なのでどうリラックスしてもらおうかと考えていると、主催者がとりあえず要件だけを話し始めた。いや、いそいでいるのも分かるし苛立っているのもわかるけどそうじゃないでしょう。その人も主催者からの直接的な話と質問に押されなが答えをかえす。遅れてこられた方の話を聞こうともしない。リラックスしてもらおうともしない。クローズドな質問ばっかり。あきませんやん。全然駄目ですやん。圧迫されてその人は全然自分の思っていることとかも口にだせず、ただただ答えるのみ。それを横で聞いていた私がだんだん腹が立ってきて、主催者の間にわって入ってできるだけオープンな質問をする。やっとその方が自分の考えを話し始める。緊張した顔が和らぐ。そんなこんなで何とか話をまとめて終わったのだけれども、こちらとしてはこれからどうしようかという思いでいっぱいになった。なにせ主催者がファシリテートできていない。質問などもクローズドな質問が多くある意味で意見をちゃんと聞いていると自己満足になっている。聞かれているほうにとっては言わされている感じなんですがね。
改めてファシリテーションは重要なんだと痛感しました。何かのグループやチームで動くときに先頭に立って動く人間はいかに気持ちよくメンバーに動いてもらうかなんだと思います。動かすのではなくて。
そしてよくよく考えてみると、私の周りにはしっかりとファシリテートできる人がたくさんいます。そういう人たちを改めて尊敬するとともに、お付き合いさせていただいている自分を幸せに思いました。